活動報告・お知らせ

OTHERS 2024.05.12

4年ぶりのスペインで感じたこと①

コロナ禍を挟んで4年ぶりにスペインを旅することが出来ました。

普段とは違う時間の中で書き留めたことがあります。ちょっと真面目に考えたことを投稿していきます。一回目は「仕事とは?」です。仕事観って国によっても世代によっても違います。そもそも賃金労働は産業革命以降に資本家か工場で働く人に賃金を払って働くことから労働市場が生まれたので割と最近のことです。日本では戦後急速に農村から都会へ人が移動して労働者が沢山生まれたのたのでそれまではほぼほぼ百姓として家族単位で働いていました。

サラリーマンとして働くことが当たり前ではないと考えることすら難しい現代ですが、働くことの意味をスペインで感じたことを綴ります。

今回スペインに4年ぶりに来て一番感じたことは、自分の仕事が好きか嫌いか(好きな要素があるか)ということはとても重要である事です。

私もサービス業に従事してまた飲食店を経営としている身でありますので、各地で訪れるお店での従業員の働く姿はとても学びの宝庫でとても印象深いものでした。私達が訪れるお店は基本的に地元の人で賑わう人気店です。特にそういうお店を見つけて訪れる事は学びがとても多く旅の醍醐味でもあります。
総じて良いお店は凄まじく忙がしいですが、サービスする人のスキルはとても高くプロです。スタッフ達はチーワークがとれていてそして仕事を楽しんでいます。

これは私の主観ですが日本ではその仕事に向いていないと思えるような人も割と沢山いて低いモチベーション、低いスキルでも何となく働いている姿をよく見か
けます。

サービス業で忙しいとお客さんに向き合えない人や、仕事を楽しめない人は本質的にその仕事が好きではと思います。人生の大半の時間を費やすことなのに仕事を生きる為、お金を稼ぐためと割り切っているひとが多いのが現実ではないでしょうか。
「好きこそ物の上手なれ」が本質を捉えています。その仕事を楽しめる人がその職に就く事で日本の問題である生産性の面でも寄与するので無いかと感じました。労働は苦役でとにかく仕事から早く解放されたいそんな職場で人生が豊かになるか少し疑問があります。

仕事選びには賃金や待遇、企業の知名度、福利厚生の充実、その会社の取り組みビジョンへの共感、個人としてのスキルアップなど沢山の条件がありますが、
「好きだ」と思える要素を仕事選びの優先順位の上位にしてもよいのでないでしょうか?

経営者として人を採用する立場でもありますので、見極めたい重要なポイントを学べました。